流行語大賞

今年の流行語大賞の年間大賞は「アレ(ARE)」でした。

「アレ」とは、阪神タイガースの岡田監督が呼ぶもので、セリーグ優勝のこと示します。

ARE」は、阪神タイガースの今季のチームスローガンで、Aim(エイム)、Respect(リスペクト)、Empower(エンパワー)の思いを込めた造語だそうです。

 

「アレ」は、10年程前のオリックスの監督時代から使用されている言葉で、優勝という言葉を使用すると選手が意識するので、「アレ」を代替え使用していたのが、ファン、マスコミで使用され、流行語にノミネートされました。

 

ここで、商標「アレ」を調べたら、オリックス球団ではなく、阪神タイガース球団により、昨年商標登録されていました。アレは平仮名、カタカナではなく、英字で「ARE」です。

ARE」は優勝グッズに使用されていて、自分で使用する商標を財産権として、自分で守る意識を持ち、商標登録しています。

 

商標については、「ARE」の商標登録がないと、他人が勝手に使用して偽物が出ても、何も言う権限はありません。

一方、先に「ARE」を他人に商標登録されたら、「ARE」を付した商品の販売できなくなるおそれがあります。

 

他にも、「そらそうよ」も商標登録されていました。「そらそうよ」は、岡田さんが野球雑誌「週刊ベースボール」のコラム記事の名称として使用されていたと記憶しています。

 

 

以前の阪神球団は、選手の獲得が上手いとは言えないチームでしたが、今は知的財産戦略まで上手いチームになっていました。