「それって、パクリ・・・」第3話 

426日水曜日に、知的財産を題材にしたドラマ「それってパクリじゃないですか?」の第3話が放送されました。

今回は、時間の経過とともに色及び味が変わる紅茶「カメレオンティー」の特許出願に当たり、主人公の知財部員が侵害予防調査を行う内容でした。

同時に、商品開発のプレゼンテーション、商品開発の現場などを扱い、この知財部員の先輩の開発部員が開発した試作品「スムージー」は、他社の先行商品を侵害する恐れがあることが判明するという内容でした。

その「スムージー」について侵害調査をしたところ、先行商品が見つかったので、その先行商品の侵害を回避するために、開発部員及び知財部員が製造方法を検討するというものでした。

 

このドラマは2つの話が同時進行していますが、今回は侵害予防調査の内容がいずれにも出て来て、混乱するお話でした。

また、発明の内容について、請求の範囲の言葉の表現(文言)に触れて、解釈を問うところは、実務的な内容でした。

 

先輩の開発部員は、子供の食物アレルギーに対応するために、開発を行う志には感銘を受けて、その部分を再度見直してしましました。

今回は、一回だけ、用語の説明が表示されていましたが、その点は良かったと思います。

 

小説の内容と比較すると、主人公の知財部員に侵害予防調査を頼んだ、上司の弁理士が、自分で侵害予防調査を作成して開発部に提出していたのは、ドラマ、小説ともに同じ内容でした。

 

 

このドラマに関するニュースの記事及びコメントによると、同時間帯の恋愛ドラマと比較され、その恋愛ドラマは何も考えずに見ることが出来、万人受けしそうなドラマのようです。

 

 

ドラマ第3話の感想として、面白いと思いますが、一般にはわかりにくい内容で、内容を詰め込みすぎて複雑になってしまったのかなと思います。

 

このドラマは、視聴率、視聴者の話題としては外れるおそれが高いですが、ここまで知的財産に焦点を当てたドラマはなく、新たな分野、見い出して、挑戦的な作品だと思います。