知的財産のドラマが始まる

412日水曜日から、知的財産を題材にしたドラマ「それってパクリじゃないですか?」が始まりました。

 

知的財産を扱ったドラマとしてヒットした作品は、池井戸潤さんの原作「下町ロケット」、「陸王」がありました。

 「下町ロケット」、「陸王」では、中小企業対大企業の技術開発競争、特許紛争、知財戦略、契約(営業秘密)に関する内容が展開して、弁護士が活躍しましたが、弁理士は登場しませんでした。

一方、今回の「それって、パクリじゃないですか?」では、弁理士が登場して、知的財産部でのやり取り、出願手続きの内容、専門用語などが出て来ました。

 

20年以上前から、ビジネス書などでは、プロパテント、知財立国などの題名が付いた知的財産に関する内容の本が見られましたが、小説及びドラマに、具体的な知的財産の特許庁への手続きの内容及び弁理士が出てくるようなものはなかったように思われます。

最近、小説の題名及び内容に、知的財産、弁理士が見かけることがありますが、ようやくドラマでも、知的財産、弁理士の具体的な内容が扱われるようになりました。

 

さて、ドラマ「それってパクリじゃないですか?」の第1話では、飲料メーカーの容器の発明が競合メーカーにどのように盗まれたのかが争われ、特許の冒認出願がテーマでした。

このドラマ第1話では、企業間の対応として、移転登録請求訴訟のような難しい専門用語が出て来ていたので、一言解説が欲しかったとは思いました。

一方、小説の第1話では、商品の商標の警告、先使用権がテーマで、ドラマとは異なるお話でした。

ドラマと小説の第1話を見る限り、異なる内容のようですが、今後、ドラマが、どう展開していくか、注目です。 

また、同時に小説も読み進めてみます。